雑記トト

be here now.

沖縄にかぶれて、沖縄、再びの中締め

蚊に刺された後が瘡蓋になりかけた頃、助け合いの草刈り作業で漆にかぶれてしまった…

f:id:shoto1988:20191001222909j:image

漆にかぶれながらも、その夜に見た天の川の美しさ、そして沖縄の地に降り立った暑くて仕方のなかった二ヶ月前のあの日から今この瞬間まで沖縄にはかぶれっぱなしですよええ。

あいもかわらず適当なことをのたまわっていますが、漆にかぶれた患部に効く特効薬さながらの、人そのものに効くお薬などないので、日々の与えられた仕事をこなし、お腹いっぱいに美味しいご飯を食べて結局私はこの沖縄で元気いっぱいに過ごしております。

f:id:shoto1988:20191001223454j:image

拝啓父上様、蚊に刺されて死ぬなどとなんと無念なことか心中お察ししますが、息子は危険察知能力が大変すぐれておりますので、無謀な探検はせず、きっと父上様のあまり知らぬ沖縄の地にて旅の第一歩目を噛み締めております。あんまり噛み締めすぎるのも如何なものかと思いますが、無為自然なるままに過ごしてゆくのみであります。

 

未だ30の歳にして、大いなる冒険心は心の奥底に留めて大分に自分を甘やかしてはいますが、この今いる村は中々のドMっぷりを発揮せぬことには日々をやり過ごせません。

いずれにせよ長寿の自分を呪わずに、ただ流れに身を任せて来たる次の困難に備える、そんな日々です。

f:id:shoto1988:20191001230704j:image

朝早くから一緒に名護は安部の海でサップサーフィンを楽しんで村に帰り作業をし昼寝をしたあと夕方ごろに「いやあ、なんかねえ、あのあと大学のジムに行って追い込んで、逆立ちしてこけて右脚の人差し指を多分折っちゃったんですよねえ…」という村の仲間げんちゃんがビッコをひきながら言った時は吹き出してしまって、年が10コも離れたげんちゃんに羨望の眼差しを向けざるを得ませんでした。

翌日病院に行ったら勿論折れていて、再び村に来た時は「早くお家に帰って寝なさい」なんておじさんぽいこと言いながら大笑いしたのだけれど、サップサーフィンをして、ジムに行って、逆立ちして指折って、村来て何事もなかったかのように、作業も手伝って「痛いなあ…」なんて言いながら横になって寝もしないハタチに憧れざるを得ません…自分もまだ30、体力にはまだ勿論自信があるけれど、ハタチはやべー…ってことなのです。

その日、安部の朝の海は当然のごとく穏やかに透き通っていて余分な体力をそこまで使わぬサップサーフィンで優しく朝を漕ぎ出すことが出来たのでした。あの海をあなたに伝えなければ…と思ったら写真はなく、とりあえず経験のない人は即座に調べて行って欲しいのです。

f:id:shoto1988:20191001230900j:image

あの世はどうなっているだろうか、この沖縄の地の様なものかしらと想わせるコンパクトかつダイナミックなこの地にまだまだ留まりそうな予感で、それがなんと幸福なことなのかとこの文章を書きながら感極まり思うのでした。

 

「どこかで私は悪人だろうが、私は私を大切に扱うのみである」

 

Music :  These Boots Are Made for Walkin' -Nancy Sinatra (1966)

Location : NAGO, ABU