雑記トト

be here now.

往く東京の前、沖縄業行。

善い心、Light side, not darkness side. キチガイでも、正しい行いを通して日々を達成

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着ている服や靴身に付けるもの全てが誰かからの貰い物の自分に頼るべきではないぞと言いたくなるけど、時折お金の無心は自分のところにもやってくる。頼る相手を間違えているだろうよと思いながらもなんとかしてあげるしかない、求められたらつい尽くしてしまう癖を持つそんな時期というかタイミングというか、そもそも大体そんな感じの人生だ。

皆んなの無意識の中に根付くお金の価値観はどんなでしょう。「お金とはその人の時間」という域をまだ出ていない自分は資産家にも、優れた投資家にもなれないのは間違い無いけれど、使う時間に対しての稼ぐ金の価値を上げていき、ある一定のラインを超えた分はお金がお金を生む領域へと入ることもわかっている。だけどそれもこれも天に、運に任せて生きるのなら欲を抑えて自分のためでなく他人の為にこそ、その領域へと行く努力をするべきなのだと思い至って、日々の生活の為に必要なお金を最低限にし、その最低限の生活で満足し、その自分を基本とする修行をしているのが今の私で、決してお金の面で頼る相手ではないのです。

結局は、一時仕事でいた那覇国際通りで右腕を流血したアメリカ人を助けて一緒に那覇警察署まで行き、留置されている12日間、名護にて彼の荷物を預かりその荷物をまた那覇まで持っていきその為に心優しき友人に5千円を借り、更には彼の母にも息子を頼みますと言われ、名護の村まで連れ帰るという謎のミッションを繰り広げてしまう訳です。これは散々に人にお世話になってきた自分の業ということで、でも必ず借りは返しているんだぞ…?と思いながらも11月23日、24日に行われる沖縄は那覇、波の上ビーチにて行われる「波の上フェス」のチケット売りを、5千円を借りた友人に頼まれて、売った分からお金を返すことになっているのだけど、自分は今まさに東京へと向かう飛行機の中で、チケット売りはまた那覇へと連れて行ったアメリカ人に託し彼も稼げるという状況はもう!ハレルヤ!!!なのです、ああ疲れた、ハレルヤ!

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東京には様々なミッションが多数あり、旅の途中?の私は数ヶ月前の「二度と東京には戻らない」なんていう意思を簡単に切り捨てて地元東京へと向かうのでした。

永遠の別れのような別れをした人にはどんな顔で会ったらいいんだと思いながらも人生の恥はかき捨て、そもそも恥じゃなし、全ては一つの道へと繋がっているのです。

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染め物の楽しみにふれて、全身借り物、貰い物で身を包む私は衣食住の全てを手に入れたつもりでしたがどうやら違ったようで、衣も自分で作らねば気が済まない長い道のりが始まった気がします。

村に来て約三ヶ月、住を与えてもらい、食は持ち前の食い気を発揮して村のチーフシェフの座を味で掴み取り、遂に衣は村の染職人シオンについて回って名護の東海岸で作り上げることのできるフクギ染、藍染といずれ月桃、赤土、コーヒーと繋げて衣も自分で把握していくことになり生きる歓びをなお一層深めていけることになりました。

東京に戻り一番初めに会うべき人に捧げるフクギ染の尊い黄色の手拭いは今私の皮鞄の中で身につく人を待ち、ひっそりと呼吸するのを感じます。

 

「暑いも寒いも、今あるものを纏っていきましょう」

 

Music : 生活の柄 - 唄 ハンバートハンバート、作曲 高田渡、作詞 山之内

Location : NAGO, NAHA, OKINAWA. TOKYO.