雑記トト

be here now.

来る日も来る日も

凡庸な文やアイディアしか浮かんでこないと書いて実に凡庸だと悟る、ニーハオ。

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何でもかんでも新しい刺激こそ正義であると飢えていた頃は過ぎてしまい、ここ最近では古い刺激を反芻、反復し横に展開していけはしないかと、後戻り上等という気分になってきた。

単純で無味な作業にこそ意外な発見があって、大体は手前味噌ながら今見る過去の新鮮さを味わっている。

 

至極簡単な人間のマスターベーションに、心の安定を司る何かがある。一人遊びひとしきり、愛まだ蒙昧に、超える峠は未だ目の前にあって遠い。バンコクの溌剌とした性状が懐かしい、今ここが私の全てです、アイデンティティなんですと吼えるにはまだ早くて遅い。

旅、主に乞食。主食を意のままにならない状態を面白がる時がまたどうせやってくる、髪を束ねた托鉢僧が人の袈裟をぶん取って歩く峠道。忌々しい山賊と成り果てるか、粋な文化私観を語る茶人にでもなるか。状態は変わらずとも傍目に見るその役柄は、その人の見る目の素養にかかっている、とうっちゃっておこう。

 

広げた風呂敷の端を見定めて、取り掛かり続ける有言実行は、この身に応え、ほぼ無理で、言ったのは自分だもんでやり通すより他ないが、これもまたマスターベーション

 

小さな頃に、早く大人になりたい、倍速で成長し、日が経たないかなと思った自分は、もう自分ではなく、大体人というのは3ヶ月毎の契約更新で外も中も入れ替えつつ生きてきているから、過去を見紛うことなく認識できるのは3ヶ月前くらいまでがせいぜいだ。それでも誰かと共有した事実は何年経っても消えないものとなる。やあーっ!

 

桜がもうすぐ来るっていう雨ですよ今時。この咲いてない瞬間でも桜は生きているから、パッと僅か年に二週間くらいだけ花咲かせて、その間ポーズをとり続けながら夜通し踊り明かしてまた来年、再来年と生きているんだから、こりゃ好きにならざるを得ない花で、嫌いになったとしたらとんでもない業を負ってしまってるだろうから、そんな自分にはなりたくない、キチンと眠り起きて役目を果たさねば気合い一本、元気百倍、ドミノ・ピザを何年ぶりか!昼から出前だ、ガンガンいこう一週間。

 

「我褒めで死んじまうなんて、けじめは生きてこそ」

 

Music : Mamela - Nicaea

Location : 世田谷、東京